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弁護士による自己破産@四日市

Q&A

自己破産をすると、家族はクレジットカードを使えなくなるのでしょうか?

  • 文責:代表 弁護士 西尾有司
  • 最終更新日:2023年3月10日

1 カードの名義は誰か

例えば夫が自己破産した場合、夫の名義で発行されていたクレジットカードは使えなくなります。

実際には、自己破産を受任した弁護士がクレジットカード会社に受任通知を送付した時点で強制解約になるのが通常です。

信用情報機関に事故情報が登録されますので、その情報が消えるまで、新たにクレジットカードの発行を申し込んでも、基本的に審査で落とされることになります。

この夫名義のクレジットカードについて家族カードが発行されており、そのカードを妻が使っていたという場合、そのカードも使えなくなります。

その家族カードは夫の信用力に基づいて発行されており、夫が自己破産してしまうことで、その信用力が失われるからです。

他方、妻が自分の名義で作成したクレジットカードについては、夫の自己破産の影響を受けることはありません。

妻名義のクレジットカードは、妻の信用力に基づき発行されたものですが、信用情報やクレジットヒストリーは個人ごとに作成されるものですので、夫の自己破産の情報が事故情報として掲載されることはありません。

2 クレジットカードの新規作成

夫が自己破産したというケースで、自己破産後、その妻がクレジットカードを作成しようとした場合、夫の自己破産が審査に影響するのでしょうか。

結論を述べますと、影響を受けることはありません。

なぜなら、信用情報は個人ごとに作成されており、クレジットカード会社は、審査の際に、夫の信用情報を見ることはできないからです。

ただし、夫が自己破産手続きを行った際に破産債権者となったクレジットカード会社には夫の自己破産の情報が残っていますが、これは自社で管理している情報ですので、当該クレジットカード会社は自由に閲覧することができます。

このクレジットカード会社に妻がクレジットカード発行の申し込みを行った場合、夫が自己破産をしたということが審査に何らかの影響を及ぼす可能性はあるかもしれません。

とはいえ、クレジットカード会社は審査の内容について申込者に開示することはしませんので、あくまで推測になります。

3 生活への影響

キャッシュレス決済が普及した現在では、クレジットカードは日常生活に不可欠となりつつありますが、新規でクレジットカードを作れなかった場合でも、デビットカードやプリペイドカードによりある程度代替することは可能です。

また普段の生活において、一回払いでクレジットカードを使用する場合は問題ないですが、リボ払いを選択すると、雪だるま式に負債が増えるおそれがありますので、計画的に利用することが大切になります。

クレジットカードの返済が困難になった方は、一度当法人にご相談ください。

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